

新造船「ディズニー・アドベンチャー」のローテーションダイニングを体験してきました。これまでのディズニー・クルーズラインらしい魅力をしっかり感じながらも、ディズニー・アドベンチャーならではのショーや味も楽しめ、どちらの魅力も感じられるとても印象的なディナーの時間でした。
※本記事の内容は2026年3月に乗船した時の情報です。メニューや提供内容は予告なく変更される場合があります。
ディズニー・アドベンチャーは、2026年3月10日に処女航海を迎えたディズニー・クルーズライン初のアジアを拠点に運航する新しい客船で、これまでの船とはまた違ったスケールと世界観に圧倒されます。船内には数多くのレストランやエンターテインメント施設があり、まるでひとつの街のような広さとにぎやかさが印象的でした。
今回は処女航海に続く、3月13日出航の3泊クルーズに乗船し、実際に体験したローテーションダイニングの雰囲気や料理についてご紹介します。これからディズニー・アドベンチャーに乗船される方の参考になれば嬉しいです。
ディズニー・アドベンチャーのローテーションダイニング
ローテーションダイニングとは?
ディズニー・クルーズラインの大きな特徴のひとつが、ローテーションダイニング(Rotational Dining)です。
ディナーの時間に利用するメインダイニングと呼ばれるレストランが複数用意されており、日ごとに異なるダイニングで食事を楽しめる仕組みになっています。
- 乗船後、スケジュールが案内され、どの日にどのダイニングを利用するかが分かる
- 毎晩異なるダイニングで、それぞれ異なるテーマのディナーを楽しめる
- テーブルを担当するサーバー(クルー)は同じで、毎晩ダイニングを一緒に移動してくれる
「今日はワインは飲まないの?」「今日もコーラだね?」と好みを覚えていてくれて、ダイニングが変わっても毎晩同じサーバーが担当してくれるので、安心感と覚えていてくれる嬉しさがありました。これもローテーションダイニングの魅力!

メインダイニングは全部で6か所
ディズニー・アドベンチャーのローテーションダイニングでは、全部で6か所のメインダイニングが用意されています。
レストランごとにテーマや世界観、ショーの内容が異なり、食事だけでなくエンターテインメントも一緒に楽しめるのが大きな特徴です。
- ハリウッド・スポットライト・クラブ
- ナビゲーターズ・クラブ
- アニメーターズ・テーブル
- アニメーターズ・パレット
- エンチャンテッド・サマー・レストラン
- ピクサー・マーケット・レストラン
各レストランについて、下記ページもご参照ください。

ローテーションパターンは2通り
この6か所のうち、3泊でも4泊でも1回のクルーズでローテーションダイニングとして利用できるのは3か所で、ローテーションの組み合わせは2通りあります。
ローテーションパターン①
- ハリウッド・スポットライト・クラブ
- アニメーターズ・テーブル
- エンチャンテッド・サマー・レストラン
ローテーションパターン②
- ナビゲーターズ・クラブ
- アニメーターズ・パレット
- ピクサー・マーケット・レストラン
ローテーションの内容の違い
それぞれのローテーションは上から順番に対応するレストランの組み合わせになっており、雰囲気やテーマは異なりますが、体験できる内容のカテゴリーは同じ構成になっています。
- キャラクターが登場するショーを楽しめるレストラン
- アニメーションの世界をインタラクティブに楽しめるレストラン
- 映画の世界観をテーマにしたレストラン
どちらのローテーションになっても、異なるテーマのレストランをバランスよく体験できるようになっています。
| テーマ | ローテーション① | ローテーション② |
|---|---|---|
| キャラクターショー | ハリウッド・スポットライト・クラブ | ナビゲーターズ・クラブ |
| アニメーション体験 | アニメーターズ・テーブル | アニメーターズ・パレット |
| 映画テーマ | エンチャンテッド・サマー | ピクサー・マーケット・レストラン |
ローテーションの順番について
また、同じローテーションパターンでも、どのレストランから始まるかはお部屋(予約)ごとに異なり、順番もそれぞれ異なります。どのレストランをどの順番で利用するかは、指定することができず、乗船後にアプリから確認できます。

服装(ドレスコード)について
クルーズカジュアルがドレスコードです。堅苦しい言葉ではありますが、カジュアルと解釈して問題ありません。ただし、露出が激しい、水着などの極端な服装は避けましょう。
今回のクルーズで体験したローテーションダイニング
3泊のシンガポールクルーズで、私が体験したローテーションダイニングは下記の3か所でした。レストランごとに雰囲気やショー、料理の内容も大きく異なり、毎晩違った楽しみがありました。
1日目:ハリウッド・スポットライト・クラブ

ハリウッド・スポットライト・クラブ
Hollywood Spotlight Club
クラシックなハリウッドのナイトクラブを思わせる、ステージ付きのメインダイニングです。店内にはライブ感があり、他のレストランとはまた違った華やかさがあります。
ショーや演出も楽しめ、ディナーとエンターテインメントが一体になったような雰囲気も魅力のレストランです。
店内の雰囲気

店内はクラシックな雰囲気で、大きな窓の外に海や景色が広がる開放的な空間になっています。落ち着いた雰囲気のレストランですが、ステージがあるのも特徴です。

ショーが始まると照明や音楽で店内の空気感が一気に変わり、レストランというよりショー付きのディナーシアターのような空間になります。
大きな窓から海が見えるのも印象的。2部制のお食事時間でも、今回は早い時間(17:45)の会を予約したので、夕方から夜にかけて景色が変わっていくのも演出のようで素敵でした。
ショーとキャラクター

ハリウッド・スポットライト・クラブでは、ディナーの途中でステージショーが始まり、シンガーの歌や音楽にあわせてミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダックが登場します。レストラン全体がショー会場のような感覚で、食事をしながらエンターテインメントを楽しめるのが大きな魅力です。

大きな窓の外に海が広がる中でキャラクターが登場する光景は、ディズニー・アドベンチャーならではの特別感がありました。夕方から夜にかけて景色が変わっていく時間帯だったこともあり、ショーの雰囲気がより印象的に感じられました。


ショーはステージを見るだけでなく、キャラクターが客席の近くまで来てくれる場面もあり、会場全体がとても盛り上がっていました。食事をしながらショーを楽しめるのも、このレストランの魅力です。
キャラクターダイニングではありませんが、ショーのあいまにキャラクターがテーブルを回ってくれ、距離がとても近く、特別な時間でした。
この日のディナー
ショーやキャラクターの登場を楽しみながらのディナー。メニューはコース形式になっており、スモールプレート、アントレ、デザートの中から好きな料理を選ぶことができます。
スモールプレート
スモールプレートは、前菜やサラダ、スープなどの中から好きなものを選べます。

ポルチーニスパイスのアヒ・ツナ・サシミ|Porcini-spiced Ahi Tuna Sashimi
ピクルスしたレンコンやオイスターマッシュルーム、わさび柚子マヨネーズが添えられた一皿。見た目は和の要素もありますが、味は洋風にアレンジされていて、日本人にも食べやすい味付けと香りでした。

ブッラータモッツァレラチーズとプロシュート・ディ・パルマ|Burrata Mozzarella Cheese and Prosciutto di Parma
ブッラータチーズと生ハムの組み合わせで、チーズと生ハムが好きな方にはたまらない前菜です。ブラッドオレンジが添えられていて、重たくなりすぎず、さっぱり食べられました。

ロースト・ローマ・トマトスープ|Roasted Roma Tomato Soup
ローストしたトマトの甘みとほどよい酸味が感じられる、さわやかなスープでした。前菜の中でも比較的軽く、次のお料理にもつながりやすい一皿です。

タイ風シュリンプ・パンプキンスープ|Thai Shrimp Pumpkin Soup
ココナッツミルクやレモングラスが入ったタイ風のスープで、アジアを感じる一皿でした。
アントレ
アントレは肉料理や魚料理などのメインディッシュから選べます。今回いただいたのはこちらです。

ペッパード・フィレ・ミニョン|Peppered Filet Mignon
バターロンググリーンビーンズ、クラッシュド・フィンガーリングポテトハッシュ、ピンクペッパー・カフェオレソースが添えられたフィレミニョンです。やわらかいお肉をしっかり楽しめるメインで、付け合わせは比較的シンプル。コースの中でも王道のステーキという印象でした。
デザート
初日の夜はかなりお腹が空いていたので、デザートは2種類注文してしまいました。アメリカらしいしっかり甘いデザートですが、抹茶アイスなどアジアテイストも取り入れられていました。

チョコレート・モルテンケーキ|Chocolate Molten Cake
温かいチョコレートケーキにチョコレートソースがたっぷりかかったデザートで、かなり濃厚な味わいでした。冷たい抹茶アイスとの組み合わせがよく、甘さの中にも少しアジアテイストを感じるデザートでした。

ストロベリーショートケーキサンデー|Strawberry Shortcake Sundae
バニラアイス、ストロベリーコンポート、ホイップクリームが入ったサンデーで、クルーズ定番のアメリカンながっつりデザートという印象でした。見た目も華やかで、食後のデザートとして楽しめます。
ハリウッド・スポットライト・クラブの感想
今回体験した3つのメインダイニングの中で、ここが一番のお気に入りでした。きらびやかな店内、船尾の大きな窓、生演奏にあわせて優雅に踊るキャラクターたち。派手な演出のあるショーではありませんが、ディナーにぴったりの上品な雰囲気でした。
ついキャラクターたちに目がいってしまいますが、お食事もしっかり美味しかったです。アジアを意識したメニューが取り入れられているのも印象的でした。
ダイニング内には「シング・シング・シング」などのビッグバンドジャズが流れ、ショーでもジャズアレンジのディズニーソングが使われていました。キャラクターたちが歌ったり、演奏に加わるような演出もあり、初日からとても豪華なダイニング体験でした。
2日目:アニメーターズ・テーブル

アニメーターズ・テーブル
Animator’s Table
ディズニーやピクサーのアニメーターたちが使用していたインク&ペイントスタジオをイメージした、アートに囲まれたダイニングです。店内には絵の具の瓶や筆、アラジン、アナと雪の女王、ファインディング・ニモなどの作品に関連するアートが飾られ、アニメーションの世界観を感じながら食事を楽しむことができます。さらに、自分で描いたスケッチが魔法のように動き出す演出も用意されています。
店内の雰囲気

店内には大きな絵の具の瓶や筆、アニメーションのスケッチや原画などが飾られていて、まるでアニメーションスタジオの中で食事をしているような雰囲気です。

アニメーションの演出
このレストランの一番の特徴は、ゲストが参加できるアニメーションの演出です。席に着くとテーブルにはお絵描き用のシートとペンが用意されており、食事が始まる前にキャラクターの絵を描きます。

描いた絵は食事の途中でスクリーンに映し出され、自分の描いたキャラクターがアニメーションになって登場します。

レストランで食事をするだけでなく、自分もアニメーターになったような体験ができるのが、このレストランの大きな魅力です。
この日のディナー
アニメーションの演出を楽しみながらのディナー。コース形式のメニューになっており、スモールプレート、アントレ、デザートの中から好きな料理を選びます。演出と食事の両方を楽しめるレストランです。
スモールプレート
スモールプレートは、前菜やサラダ、スープなどの中から好きなものを選べます。テーブルには料理に応じて箸やれんげも用意され、ここでもアジアらしさを感じました。

韓国風バーベキュービーフの蒸しパン|Korean Barbecue Beef Steamed Bao
韓国風のバーベキュービーフを包んだ蒸しパンで、ピクルスきゅうりとコチュジャンホイシンソースが添えられていました。見た目以上にしっかり味で、アジアを感じる前菜でした。

ワンタンスープ|Wonton Soup
やわらかいチキンダンプリングが入ったスープで、しょうがや白菜、青ねぎが使われています。やさしい味わいで、前菜の中でもほっとする一皿でした。
アントレ
アントレは肉料理や魚料理などのメインディッシュから選べます。今回いただいたのはこちらです。

スローロースト・ローズマリー・ビーフテンダーロイン|Carved Slow-roasted Rosemary Beef Tenderloin
ローズマリーが香るビーフテンダーロインに、ディジョンハニー風味のパースニップマッシュ、バターインゲン、カベルネタイムジュが添えられた一皿です。お肉はやわらかく、ソースも濃すぎず食べやすい仕上がりでした。
デザート
デザートもコースの最後にしっかりした一皿が用意されていて、見た目も印象的でした。

チョコレート・デカダンス|Chocolate Decadence
ビターチョコレートクリームとトリュフクリーム、ヘーゼルナッツシフォンを組み合わせたデザートです。濃厚なチョコレートの味わいですが、上品にまとまっていて、コースの締めにぴったりでした。
アニメーターズ・テーブルの感想
ディズニー映画の世界観に入り込めるレストランや施設は多いですが、ここは映画の中ではなく、その前段階であるアニメーションスタジオの世界観がテーマになっています。映画が完成するまでの制作過程が好きな方には特に楽しめるレストランだと思います。
店内はテーブルや壁は白、椅子は黒とモノクロの世界が広がっていますが、食事が進むにつれてスクリーンや照明が少しずつ色鮮やかに変わっていきます。派手すぎない、さりげない演出の変化にも感動しました。
前菜とスープはアジア料理でしたが、どれもしっかり美味しく、慣れ親しんだ味に安心感がありました。それでもメインのステーキはしっかりアメリカらしいお肉で、コース全体のバランスも良かったです。
自分の描いたキャラクターがスクリーンに登場したときは、少し恥ずかしさもありながら、とても嬉しい体験でした。しかもキャラクターと一緒に登場し、最後のエンドロールには自分の名前も表示されるので、なかなかできない特別な体験だったと思います。
3日目:エンチャンテッド・サマー・レストラン

エンチャンテッド・サマー・レストラン
Enchanted Summer Restaurant
ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』と『アナと雪の女王』をテーマにした、2つのダイニングルームがあるレストランです。
マキシマス・ダイニングルームでは、陽気なランタンフェスティバルの雰囲気を体感。オラフ・ダイニングルームでは、アレンデールをイメージした幻想的な空間に包まれます。地域料理や各国料理を取り入れたコースディナーを楽しむことができます。また、朝食とランチの時間帯にはビュッフェスタイルで営業しています。
2つのダイニングルーム
マキシマス・ダイニングルーム
ランタンフェスティバルをイメージした装飾が施され、ポールや太陽の紋章、ラプンツェルのフライパンなどがモチーフとして使われています。王国の近衛隊の馬マキシマスにちなんだ馬具や蹄鉄などの装飾も特徴です。

オラフ・ダイニングルーム
アレンデールの夏至祭をテーマにした空間が広がり、エルサの魔法をイメージした雪の結晶のシャンデリアなどが飾られています。名前の通り、夏が大好きなオラフをテーマにした楽しい雰囲気のダイニングです。

店内の雰囲気(マキシマス・ダイニングルーム)
今回案内されたのは、ラプンツェルをテーマにした「マキシマス・ダイニングルーム」でした。ランタンフェスティバルをイメージした装飾が広がり、天井や柱、装飾など細かい部分まで映画の世界観が表現されています。

店内には太陽の紋章や花の装飾、木の温かみを感じるデザインが多く、映画『塔の上のラプンツェル』の世界に入り込んだような雰囲気の中で食事を楽しむことができます。

エンチャンテッド・サマー・レストランは、朝食や昼食の時間帯はビュッフェスタイルで営業しています。ローテーションダイニングで案内されなかったもう一つのダイニングルームも、別の時間帯に利用すれば見ることができます。
この日のディナー
映画の世界観に包まれた空間で楽しむディナー。コース形式のメニューになっており、スモールプレート、アントレ、デザートの中から好きな料理を選ぶことができます。
スモールプレート
この日はすでにお腹がいっぱいだったため、スモールプレートはスープだけを選びました。

フレンチオニオンスープ|French Onion Soup
グリュイエールチーズとクルトンがのったディズニー・クルーズライン定番のオニオンスープ。チーズがしっかり溶けていて、コクのある味わいでした。
アントレ

ロースト・プライムリブ・オブ・ビーフ|Roasted Prime Rib of Beef
ダブルベイクドポテト、ブロッコリーニ、ローストキャロットが添えられたプライムリブ。トリュフ入りの赤ワインソースがかかっており、ボリュームのあるメイン料理でした。
デザート

ホワイトチョコレート・ブレッドプディング|White Chocolate Bread Pudding
バタースコッチソースとアーモンドのフロランタン、バニラアイスが添えられたデザート。甘さがしっかりあり、食後のデザートとして満足感のある一品でした。
エンチャンテッド・サマー・レストランの感想
前2日間はショーや演出を楽しみながらのディナーでしたが、この日はラプンツェルの雰囲気の中で、食事にゆっくり集中できるディナーでした。
ディナーまでにいろいろ食べていたこともあり、少し控えめな食事になりました。スモールプレートを2品だけにしてメインを抜いたり、メインとデザートだけにするなど、料理を残すのが気になるときは食事の量を自分で調整することもできます。自由度の高さも、このローテーションダイニングの魅力のひとつだと感じました。
初日のディナーの時にサーバーさんに名前を聞かれましたが、それ以降最後まで、名前を呼びながら料理を提供してくれたのが印象的でした。
まとめ:ディズニー・アドベンチャーのローテーションダイニング
ディズニー・アドベンチャーのローテーションダイニングは、レストランごとにテーマや雰囲気が大きく異なり、毎晩違った食事の時間を楽しむことができました。
特に印象的だったのは、ローテーションダイニングの中でミッキーやミニーが登場するショーを楽しめるレストランです。ストーリー仕立てのショーレストランはほかのディズニー・クルーズラインにもありますが、歌やダンスを中心とした華やかなショーは新鮮で、とても素敵な時間でした。
今回は初乗船ということもあり、ローテーションダイニングだけでなくプレミアムダイニングやクイックサービスのレストランもできるだけ体験し、気がつけば1日5食のようなペースで常にお腹はいっぱいでした。それでもまだ利用していないレストランもあり、食事だけをとってもまた乗船したくなる魅力がたくさん詰まっていると感じました。
食事もエンターテインメントも、ディズニー・アドベンチャーらしい魅力が詰まったローテーションダイニングでした。
タクミ@ミッキーネット
※本記事の内容は2026年3月に乗船した時の情報です。メニュー名称や内容、提供レストランは変更される場合があります。

