

ディズニー・マジックの大人限定有料ダイニング「パロ(Palo)」でブランチを体験してきました。メインダイニングとはひと味違う、落ち着いた空間と料理を実体験ベースでご紹介します。
※本記事の内容は2025年9月乗船時の情報です。内容は予告なく変更される場合があります。
有料ダイニング「パロ」ってどんなところ?
ディズニー・クルーズラインには、クルーズ料金に含まれるローテーションダイニングとは別に、大人限定(18歳以上)の有料ダイニングがあります。その代表的な存在が、本格的なイタリア料理を楽しめる「パロ」です。
パロ
Palo
| 内容 | 大人専用の有料ダイニング(18歳以上) |
| 時間 | ブランチ/ディナー |
| 食事 | イタリア料理 |
| 予約受付 | オンライン予約 |
洗練された大人の空間で、本格的なイタリア料理を味わえる『パロ』。ヴェネツィアのゴンドラのオールにちなんで名づけられ、前菜や手打ちパスタ、肉・魚料理に加え、イタリア産ワインも楽しめます。
ディズニー・クルーズラインの全ての船にパロは存在しますが、船によって若干名前や提供するメニューが異なります。
今回体験したのは「ディズニー・マジック」のパロ
本記事でご紹介するのは、ディズニー・マジックに設けられている「パロ」。クラシックで落ち着いた雰囲気が特徴で、ディズニー・クルーズラインの中でも“大人向け”の空気感をしっかり味わえるレストランのひとつです。

なお、他のディズニー・クルーズラインの船では、「レミー」や「アンシャンテ」など、複数の大人限定(18歳以上)有料ダイニングが用意されている場合もあります。一方で、ディズニー・マジックに設けられている大人向けレストランは「パロ」のみです。
ディナーではなく「パロ・ブランチ」に注目
そして今回フォーカスするのが、ディナーではなく「パロ・ブランチ」。ブランチなら、夜はローテーションダイニングを楽しみつつ、日中の明るい時間帯に外の景色を眺めながらゆったりと食事ができます。服装はディナーほど身構えずに参加しやすい印象でした。
別記事にて、2024年6月にディズニー・マジックに乗船した際のパロ・ディナー体験を詳しくご紹介しています。ブランチと迷っている方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。

パロ・ブランチならではの魅力
- 明るい時間帯に、外を眺めながら食事ができる
- ディナーよりも少しカジュアルな雰囲気で過ごせる
- オーダー制のため、量や内容を自分のペースで調整しやすい
- ローテーションダイニングを逃さずに済む
└ 夜はメインダイニング、昼にパロを組み込める - 服装のハードルが比較的低い
└ きれいめなスマートカジュアルで参加しやすい
ブランチであれば、ディナーのメインダイニングをしっかり楽しみながら、無理なくパロを体験できます。初めてのディズニー・クルーズや、ローテーションダイニングを重視したい方にとって、取り入れやすい選択肢だと感じました。

実際の服装例|パロ・ブランチはきれいめカジュアルで
実際にパロ・ブランチへ行ったときの服装がこちらです。
ディナーほどかしこまる必要はなく、全体的にきれいめ・落ち着いたトーンを意識しました。ワンピースや襟付きシャツなど、落ち着いたレストランの雰囲気に合った服装であれば問題ありません。

実際には、Tシャツやハーフパンツといった比較的ラフな服装の方も見かけました。想像していたほどかしこまった雰囲気ではなく、パロ・ブランチであればそこまで身構えなくても大丈夫という印象です。
※過度にラフな服装(ビーチサンダル、スポーツウェア等)は避けるのが無難です。
パロ・ブランチでいただいたメニューを紹介!
ここからは、実際にパロ・ブランチでいただいた料理を、写真とあわせてご紹介します。


前菜:アンティパスティ・セレクション
Antipasti: Antipasti Selection
プロシュート、コッパ、ブレザオラ、サラミに、マリネしたチェリニョーラオリーブ、ローストガーリック、トリュフ風味のカチョッタ、パルミジャーノ・レッジャーノ、甘いペッパーデュー(小ぶりのパプリカ)が並ぶ豪華な一皿。ブランチのスタートから一気に“パロ感”が高まります。

ペストリー:焼きたてペストリー各種
Pastries: Fresh-baked Pastries
焼きたてのペストリーをサーバーがトレーで持ってきてくれ、その場で好きなものを選んで提供してもらえるスタイル。香りもよく、ブランチの始まりにぴったりです。


ブレッド:イタリアンスタイルのブレッドアソート
Breads: Italian-style Bread Assortment
食事の合間に挟みたくなる、しっかり小麦の香りが立つパン。前菜・スープ・メインの“つなぎ役”として優秀で、つい手が伸びました。

スープ:エアルームトマト&バジル
Soups: Heirloom Tomato and Basil
グレープトマトとバージンオリーブオイルが添えられた、トマトの旨みが主役のスープ。酸味が尖りすぎず、バジルの香りで上品にまとまっていました。

メイン:ラザニア・ボロネーゼ
Entrees: Lasagna Bolognese (Roma Tomato Sauce)
ミートのコクとトマトソースのバランスが良く、層の食感も楽しい王道ラザニア。ブランチでもしっかり満足感があり、「大人の昼ごはん」としての完成度が高い一皿でした。

石窯メニュー:フラットブレッド(マルゲリータ)
From Our Pizza Stone Oven: Flatbreads (Margherita)
石窯焼きならではの香ばしさがしっかり。シンプルなマルゲリータは、チーズとトマトの王道感で、ブランチのラインナップに入っているのがうれしいポイントでした。

デザート:温かいアマレット・チョコレートフォンダン
Dessert: Warm Amaretto Chocolate Fondant
温かいフォンダンに、ダブルチョコレートソース、ヘーゼルナッツジェラート、モカチョコソイルが添えられた濃厚系デザート。ブランチの締めにふさわしい“ご褒美感”があり、ゆっくりコーヒーと合わせたくなる一皿でした。
まとめ|「特別感」を、少しカジュアルに味わえるパロ・ブランチ
パロのブランチは、ディズニー・クルーズラインの中でも大人向けの落ち着いた時間を楽しめる貴重な体験です。
ディナーほど構えすぎる必要がなく、明るい時間帯の開放感の中で、ほどよくカジュアルに特別感を味わえるのがブランチならではの魅力。
ローテーションダイニングをしっかり楽しみつつ、もう一段上の食体験を加えたい方には、無理なく取り入れやすい選択肢として、パロ・ブランチをおすすめします。
タクミ@ミッキーネット
※本記事の内容は2025年9月に乗船した時の情報です。

