WDWでの宿泊で備えるべきものはなにか?
滞在の準備をするにあたり、ディズニー直営リゾートの一般的な客室に用意されているものや設備などを確認していきましょう。「ホテルにあると思ってたのに…」をなくして心配なくご旅行できるように。また、充実した滞在になりますように!
日本に比べアメリカのホテルでお部屋に用意されているアメニティはあまり多くありません。歯ブラシ、パジャマ、スリッパなど日本のホテルでは当たり前のように用意されているものでも、ウォルト・ディズニー・ワールドの一般的な客室では用意されていないものも多いです。WDWディズニー直営リゾートホテルでの宿泊の準備に役立つ情報として、客室やリゾートホテルに用意されているものや設備を紹介します。
アメニティあるもの、ないもの
まずは日本でアメニティと呼ばれるようなシャンプー、コンディショナー、ボディーソープなどの消耗品やタオルなどのリネン類で、ディズニー直営リゾートホテルの客室に用意されているもの、用意がないものをリストで見ていきましょう。ディズニー直営リゾートでもクラスやルームカテゴリーによって差がありますが、以下は一般的な客室の内容でご紹介します。
あるもの
全てのリゾート
- シャンプー、リンス、ボディウォッシュ(備え付け・持ち帰り不可)
- バスソープ(固形石鹼)
- 予備枕
- 予備ブランケット
モデレートクラス以上
- ボディローション
デラックスクラス以上
- シャワーキャップ
- マウスウォッシュ
- バニティキット(コットンパッド・綿棒、ネイルファイル)
- バスローブ(一部のみ)
- スリッパ(一部のみ)
ないもの
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- ヘアバンド
- ボディタオル・スポンジ
- コーム・ブラシ・くし
- パジャマ
- 化粧品
- カミソリ
- 無料のミネラルウォーター
- 消臭・除菌スプレー
- 靴ベラ
アメニティは要持参
シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュは用意されています。この3点はシャワー周辺にボトルを固定して設置され、持ち帰れないようになっています。ハンドソープとして使用できる固形石鹼(バスソープ)があります。
そのほか、ディズニー・ポップ・センチュリー・リゾートやオールスター系リゾートなどのバリュークラスについては化粧品やデンタルケアなどのバス・洗面エリアで使用する消耗品はほとんどありませんので、持参が必要です。
タオル
宿泊においては持参不要です。
客室にはバスタオル、フェイスタオルなど大小のタオルが数枚ずつ用意されています。足りない場合や交換は、客室の電話やフロントデスクからハウスキーピングに持って来てもらうよう依頼します。
各リゾートにはプールが完備していますが、プールサイドにもタオルが用意されているので、プールへの持参は不要です。
パジャマとスリッパ
パジャマはありませんので、要持参です。
デラックスクラスのなかでリゾートやルームタイプによってはバスローブが用意されている場合もあります。バスローブは持ち帰り不可。
スリッパは、デラックスクラスのなかで、リゾートやルームタイプによって用意されている場合がありあます。
予備ありの寝具
基本的に枕やブランケットは予備が客室にあります。クローゼットや棚のケースに入っているます。
追加を依頼できるリネン類
タオルや予備を含め寝具が足りない時や交換が必要な時は客室の電話からハウスキーピングに連絡するか、フロントデスクで伝えることで、ハウスキーピングが持ってきてくれます。事前のリクエストはできません。
備品あるもの、ないもの
続いては客室の備品であるもの、ないものを見ていきましょう。
ヴィラタイプやスイートルーム以外の一般的なホテルタイプの客室でご紹介します。ヴィラタイプは客室に電子レンジが用意されてるなどの違いがあります。
あるもの
- テレビ
- 電話
- コーヒーメーカー
- カップ類
- 無料Wi-Fi
- ルームセーフ(金庫)
- ドライヤー
- ヘイ、ディズニー!(ボイスアシスタント)
- ハンガー
- アイロン&アイロン台
ないもの
- 電子レンジ(一部除き)
- 温水洗浄便座
- 電子ケトル・電気ポット
- 加湿器
- 除湿機
- 空気清浄機
- エキストラベッド
リクエストベースで備品
客室の備品は客室内の電話からハウスキーピングに連絡するか、フロントデスクで伝えることで、ハウスキーピングが持ってきてくれます。事前にリクエストできません。
- ベビーベッド
- ベッドレール
電子レンジは共有が基本
ディズニー直営リゾートのフードコートなどには、誰でも利用できる共有の電子レンジが置かれています。一般的なホテルタイプの客室には完備さていませんが、食事制限のある人や幼児のお子様向けに、客室に電子レンジを設置できる場合があります。また、これらの電子レンジが必要なゲストを優先した上で、もし在庫に余裕があれば用意してくれる場合もあります。電子レンジが欲しい時は、事前にリクエストはできないのでフロントデスクで相談しましょう。
なお、ヴィラタイプの部屋やファミリースイートのカテゴリーなどには備え付けられています。
電子ケトルはないけどお湯がほしい
電子ケトルは用意がありません。ディズニー直営リゾートのフードコートなどにはドリンクステーションがあり、コーヒーに並んでお湯も用意されているので、お湯が必要な場合はそこから汲むことができます。また、機種にもよりますが客室に設置されたコーヒーメーカーで、コーヒーをセットしないことで、お湯だけ出すこともできます。
トイレはひんやり・洗浄なし
日本のように温水洗浄便座はありません。何も考えず座って便座がひんやりしていることに驚きつつ、日本の便座のすごさを感じる瞬間でしょう。また、ウォシュレットと呼ばれるものはありません。日常的に使っている人は気になるかも。
なくなりつつあるバスタブ
ディズニー直営リゾートではバスタブをなくす傾向にあります。例えば2019年7月にオープンしたディズニー・コロナド・スプリングス・リゾートのグラン・デスティーノ・タワー内の一般的な客室にはバスタブがなく、ウォークインシャワーのみがあります。
また、各リゾートは数年置きに客室のリノベーションを行っていますが、ここ近年のリノベーションを機に客室からバスタブを取り除く傾向があります。リゾートによってはバスタブのない客室が過半数を超えていることも。また、バスタブがあっても浅い場合が多く、日本のお湯に浸かる文化とギャップが感じられます。
以下の写真はディズニー・ポリネシアン・ヴィレッジ・リゾートのバスタブ付きとバスタブなしのバスルームです。
バスタブ付きの客室をリクエストとして希望することはできますが、確約ではありません。一部でバスタブ完備のヴィラタイプやスイートルームの客室もあります。
エキストラベッドはない
基本的にエキストラベッド(ロールアウェイベッド)が用意されていません。フロリダ州の消防規則により部屋に設置できないとのこと。一般的に1部屋に3, 4名で宿泊する場合は添い寝が必要になります。
電源事情 USBとコンセント
日本とアメリカのコンセントの形状は同じですが、電圧が異なります。電圧は110-120Vで、日本の電圧(100V)とは異なるため、電化製品がこれに対応しているか確認が必要です。日本国内用など非対応の場合は変圧器が必要です。スマートフォンやカメラのバッテーリーなどの充電が考えられますが、対応している製品も多くあります。
また、リノベーションが進み、USBケーブルをそのまま挿せる電源もあり、特に最新の部屋はType-Cにも対応。また、ベッドサイドテーブル、テレビ周辺、シンク周辺などコンセントの数も結構あります。ベッド横にあるので、iPhoneを充電しながら手元に置いておけます。延長コードや電源タップは不要かもしれません。
以下の写真5枚は比較的ここ近年でリノベーションが完了したディズニー・オールスター・スポーツ・リゾートの客室。ベッドの両サイドと更にテレビ下のキャビネット上の両サイドにもコンセントがあります。
ボイスアシスタントのヘイ、ディズニー!
Amazon Echoの技術を取り入れた「ヘイ、ディズニー!」が各客室に設置されており、よりマジカルで、快適な滞在にしてくれるボイスアシスタントとして活用できます。「ヘイ、ディズニー!」の掛け声に続けて「アラームをセットして」「今日の天気は?」などと声をかけると、ディズニーキャラクターたちが返事をくれます。パークの営業時間などの質問はもちろん、タオルが欲しいなどの要望にも応えてくれます。残念ながら言語は英語です。
そのほかリゾートホテル内の設備・サービス
続いては客室以外に宿泊する上で一般的に必要になってきそうなものから、「こんなのもあったの?」と思うものまで、ディズニー直営リゾート内の設備やサービスを紹介します。
あるもの
- フロントデスク(24時間)
- ベルデスク
- ショップやダイニング
- プール
- セルフランドリー
- ドライクリーニングサービス
- 両替(フロントデスク)
- ATM
- アクティビティ
- ジョギングコース
- プレイグランド
- アーケードゲーム
- 喫煙所
- 自動販売機(飲料 + スナック)
- 製氷機(自動販売機エリアなどに設置)
- 駐車場(一部バレーパーキングあり)
- パークやディズニー・スプリングスまでの送迎
- 無料Wi-Fi
- オンラインチェックイン
デラックスクラス
※ディズニー・コロナド・スプリングス・リゾートにもあり
- フィットネスセンター
- クラブレベルラウンジとコンシェルジュサービス
ないもの
- 空港間の往復送迎
- ルームサービス
(ディズニー・グランド・フロリディアン・リゾート&スパを除く) - 24時間のコンビニ
- 大浴場
一般的なホテル機能
一般的なホテルにあるチェックインなどの各種手続きができるフロントデスクや、お荷物の預かりや運搬を行うベルデスクがあります。
食事やお土産を買える場所もありますが、24時間営業ではないので、パークで帰りが遅い時などは必要に応じて事前に購入しておいたほうが良いでしょう。コーラやお水のペットボトル飲料、チップスやスニッカーズのようなお菓子の自動販売機もあります。
ランドリー
各ディズニー直営リゾートには24時間セルフランドリーを完備。洗濯機と乾燥機のほかに、洗濯用洗剤の自動販売機もあります。一部を除きクレジットカードやデビットカードでの支払いで利用でき、現金の取り扱いがない場合がほとんどです。スマートフォンを通した決済の場合もあります。
また、ランドリーサービスに預けることも可能です。クリーニングを依頼する内容を客室クローゼット内のランドリーバッグに入れ、料金表に記入し、客室からハウスキーピングへ電話して依頼します。
アクティビティ充実!さすがリゾート
ディズニー直営の宿泊施設はホテルではなくリゾートと呼ばれており、パークに出掛けなくてもリゾート内だけで楽しめる要素がたくさん。ジョギングコースが敷かれており、ゆっくり風景を堪能しながらお散歩も楽しめます。小さい子供が嬉しい遊具が設置され、マシュマロを焼いて楽しめるキャンプファイヤーや、芝生やプールサイドの屋外でディズニー映画の上映も開催されます。リゾートによってはテニス、バレーボール、卓球、つり、自転車レンタルなどもあります。サプライズでキャラクターが登場することも!
喫煙所
客室やバルコニーでの喫煙は禁止されています。指定された場所のみで喫煙が可能で、それぞれのディズニー直営リゾートには屋外に喫煙所が設けられています。場所はアプリのマップを「Guest Services」に切り替えるとタバコマークで位置を確認できます。
送迎や移動、駐車場
ウォルト・ディズニー・ワールド内にはバス、ボート、ディズニー・スカイライナー(ゴンドラ)、モノレールなどの交通機関が備わっており、ディズニー直営リゾートとパークやディズニー・スプリングス間などを無料で利用できます。
今現在、オーランド空港などへの送迎はウォルト・ディズニー・ワールドからは用意されていません。以前運行していた宿泊者が無料で使えるディズニー・マジカル・エキスプレスは2021年をもって終了しました。
宿泊者は各ディズニー直営リゾートの駐車場を無料で利用できます。昨年2023年10月までは有料でしたが、無料となりました。
タクミ@mickeynet