

スタンバイが長い時の小ワザ的な選択肢、シングルライダー。仕組み・使い方・待ち時間の体感、注意点などのコツまでまとめました。今回はスペース・マウンテンで実際に利用した様子もご紹介します。
※本記事の内容は2025年9月に滞在した時の情報です。
2025年9月、カリフォルニア ディズニーランド・リゾートを訪れた際に、スペース・マウンテンのシングルライダーを体験しました。待ち時間を短縮できる方法として試してみましたが、実際にどのくらい待つのかは未知の世界。ひとりで挑戦してみたその様子をレポートしていきます。
シングルライダーとは?
ディズニーのテーマパークでは通常、待ち時間が表示された「スタンバイ」に並んでライドアトラクションを体験します。
一方、このシングルライダーはスタンバイ列とは別に設けられた、1人で乗る代わりに待ち時間を短くできるシステムです。
シングルライダーは、スタンバイなどでグループがライドに乗る際、座席の都合で生まれた空席(端数)に一人ずつ個別に案内される仕組みです。
そのため、タイミングが合えばスタンバイより早く乗れることもあります。
利用時の注意点
- グループで並んでも、一緒の席や車両にはならないことがあります。
- 対象アトラクションは限られます(すべてのアトラクションで実施されているわけではありません)。
- 運用の有無や入口の場所は、日や混雑状況によって変更されることがあります。
シングルライダーとスタンバイのエントランスが別の場所にあることが多いです。キャストさんに「Where is the Single Rider entrance?」と聞くのがおすすめ。

シングルライダー対象アトラクション一覧(2025年9月時点)
では、実際にどこで使えるのかを見ていきます。シングルライダー対象アトラクションは下記の通りです。
ディズニーランド・パーク
- スペース・マウンテン
- マッターホルン・ボブスレー
- ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン
- ティアナのバイユー・アドベンチャー
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク
- グーフィーのスカイ・スクール
- グリズリー・リバー・ラン
- インクレディコースター
- ラジエーター・スプリングス・レーサー
- ソアリン・アラウンド・ザ・ワールド
- ウェブ・スリンガーズ:スパイダーマン・アドベンチャー
※日や混雑状況によって変更されることがあります。
使い方(基本の流れ)
- 対象アトラクションを確認:公式アプリや入口付近の表示で「Single Rider」の案内があるかチェック。
- 専用のエントランスから入場:スタンバイと入口が別の場所(出口付近)にあることが多いです。キャストに「Single Rider entrance?」と聞くのが確実。
- 案内に従う:専用の列に並びます。列は常に進むわけではなく、数名でまとめて列が大きく動くこともあります。
- 空席に乗車:乗り場直前で1人ずつ呼ばれます。荷物やライド規則は通常と同じです。
体験レポ|スペース・マウンテンのシングルライダー
一人で行動してたこともあり、スペース・マウンテンのシングルライダーを体験してみました。
- 訪問日:2025年9月某日(土曜日)
- 時間帯:午前
- スタンバイ待ち時間:45分
- シングルライダー実際の待ち時間:20分
この日はスタンバイ45分に対して、シングルライダーは約20分で乗れました。
見つけづらい入口に注意
スペース・マウンテンでは、シングルライダーのエントランスがスタンバイやライトニング・レーンとはまったく別の場所にあります。
実際は出口付近にあり、スタンバイ入口の付近を探していても見つかりません。
キャストさんに確認してようやく見つけました。シングルライダー対象のアトラクションと知らなければ絶対に気づかない範囲です。



待機のコツ:短く見えても止まりやすい
列自体は短めでも、空席(スポット)が出るまで待機するため、進むタイミングの波が大きく、思った以上に待つ場面がありました。特に偶数人数のグループが続くと空席が出にくく、列が止まる時間が発生します。
列はずっと一定のペースで動き続けるわけではありません。建物外に作られた列はしばらく止まっている時間が続いたと思ったら、建物内に続く列のつまり具合が解消されると、キャストさんの案内により数名まとめて普段入れないような特別なドアから建物の列へ案内されました。
そのまま通路を進むと、最終的にはそのまま乗り場へと直接つながっていました。


列が「まとめて一気に進む」スタイルなので、体感は長く感じるかも…!
また、裏口から入る感じが少しワクワク気分も味わえました!

乗車前にカードを渡される
シングルライダーの列では、このようなカードを手渡されました。シングルライダー利用時の注意事項(席が分かれる可能性など)だけでなく、身長制限などアトラクション自体の注意事項も記載されていました。乗車直前にキャストさんへ返却するスタイルです。(※撮影したものは少しブレています)

ライド直前の案内
スペース・マウンテンは 横2列×3シート(6人乗り)で1両のライド構成。奇数人数のグループが来ると空席が発生して、そこにシングルライダーが入る形です。
乗り場付近でカードを返却すると、キャストさんから「Single Rider No.○(番号)」と数字指定で呼ばれ、番号のラインへ進みます。

グループ同士の隣席指定や「一番前がいい」などの席位置指定は原則不可。安全規定や荷物ルールは通常と同様です。

アトラクションフォトがある場合は…
今回は4名グループの空いた2席に入ったため、全く知らないグループの中に一人だけ混ざる形になりました。写真を見ると、完全に別グループの中に紛れ込んでしまったのがわかりますよね(笑)この時はちょうど2席分の穴埋めとして、シングルライダー1名で案内されたパターンでした。

他の対象アトラクションでも同様の運用
アトラクションごとに入口の場所や、カードの渡し方、導線が異なるので、その都度キャストさんに案内を確認するのがおすすめです。


シングルライダーでも座席タイプはアトラクションごとに違う
同じ「シングルライダー」でも、乗り物の座席仕様によって、相席になる/ならないは変わります。


細かい注意点まとめ
改めてシングルライダーを利用する時の注意点を確認しましょう。
- エントランスはスタンバイ/ライトニングレーンと別の場所にある場合が多いです。
⇒ 特に歴史のあるアトラクション(例:スペース・マウンテン、マッターホルン・ボブスレー) - 途中のキューライン(テーマ演出)やプリショーを経由しない場合があります。
⇒ ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン など - グループで並んでも、基本は別々の車両・別の列になる可能性が高いです。
- 横並びのライドは、基本的に相席になります。(同グループではなく他グループの隣になることがあります)
- アトラクションフォトは他のグループに1人で混じる。
(例:スペース・マウンテン、ティアナのバイユー・アドベンチャー) - スタンバイのような明確な待ち時間表示がないため、列の見た目よりも待つことが多く、時間が読みにくいです。
一人で並ぶゲストはもちろん、グループでもシングルライダーに並んで楽しむ姿を多く見かけました!

シングルライダーはこんな人に向いている
今回の体験を踏まえると、シングルライダーは以下のようなケースに特に向いていると感じました。
- 一人行動の時間がある(ひとり旅/家族行動中の単独時間など)
- 時間を節約しながら効率よく回りたい時
- メイン目的は「乗ること」で、演出や写真の優先度は低めの時
- スタンバイが長いけど、ライトニングレーンを消費したくないアトラクション
反対に「家族や友達と同じ車両でわいわい乗りたい」や「アトラクションフォトは絶対に一緒に写りたい」場合は、シングルライダーよりスタンバイやライトニングレーンが向いています。
気軽に使える選択肢として覚えておくと、現地で時間を節約できるシーンが確実に増えます。

まとめ|シングルライダーは“選択肢の一つ”として覚えておく価値あり
スタンバイが長い時や、一人で動いている時間がある時は、シングルライダーはとても有効な時短手段になります。一方で、プリショーを飛ばしたり、別グループの隣席になったりと、体験の形が変わる可能性があります。
状況に応じて、スタンバイ・ライトニングレーン・シングルライダーをうまく使い分けることで、パークで過ごせる時間はもっと豊かになります。ぜひ「ここはシングルライダーでいこうか?」という引き出しのひとつとして覚えておいてください。
タクミ@ミッキーネット
※本記事の内容は2025年9月に滞在した時の情報です。

