リトル・マーメイドテーマ客室@ディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾート(2023年3月末現在)

ディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾート リノベーション後の客室一例

タクミ

現在ディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾートでは一部の客室でリノベーションが進んでいます。このリノベーションではより快適に過ごせるようデザインを変更しただけでなく、新たにアニメーション映画『リトル・マーメイド』の要素が追加されました。2023年3月末現在の情報でお伝えします。

ディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾートについて

客室の前に、まずはディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾートにつていをご紹介します。

ディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾート

Disney’s Caribbean Beach Resort
オープン1988年10月1日
ロケーションディズニー・ハリウッド・スタジオ・エリア
テーマカリブ海の島々
クラスモデレート

カラフルな建物に南国の木々が立ち並び、カリブ海に浮かぶ島々へバケーションにやってきた気分を味わえる陽気なリゾート。

広大な敷地は5つのエリアにわかれ、カリブ海の島からそれぞれバルバドス、ジャマイカ、マルティニーク、 トリニダード、アルバの名前が付けられています。

ディズニー・スカイライナーの駅も用意され、ディズニー・ハリウッド・スタジオやエプコットへは空中散歩気分でご移動いただけます。

老舗モデレート

ディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾートは、1988年ウォルト・ディズニー・ワールドが17周年を迎えた10月1日に誕生。モデレートクラス4軒のディズニー直営リゾートの中でも一番古いリゾートです。

モデレートクラスやバリュークラスの特徴として、リゾート内はフロントデスクのあるメイン棟と客室棟とで別々の建物から構成されています。日本でイメージする数階建てタワー1棟の一般的なホテルとは異なり、ロビー、ショップやレストランが集約された客室がないメイン棟と、2階から3階建て規模の客室棟が複数点在しています。ほとんどのルームタイプがアパートのような外廊下から客室に入る造りです。

ディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾート客室棟はパステルカラーが印象的

広大な敷地

ディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾートは180,000平方メートルという広大な敷地を有し、中央の湖“ベアフット・ベイ”を取り囲むようにして客室棟が建ち並びます。敷地は5つのエリアにわかれ、それぞれにバス停、プール、ランドリールーム、飲み物のお代わりができるビバレッジステーションも用意されていて、5つの町があるよう。ジョギングコースも敷かれ、約2㎞のコースを湖の眺めと共に走ったり、歩いたりを楽しめます。

ディズニー・スカイライナー駅に続く湖畔沿い遊歩道はジョギングにも最適

ジャマイカエリアのサイン:5つのエリアは島の名前に

スカイライナー開通で便利に

とにかく広い敷地に移動が大変でしたが、2019年9月にディズニー・スカイライナーの駅が誕生してからパークへのアクセスが楽になりました。エプコットやディズニー・ハリウッド・スタジオへはロープウェイスタイルの乗り物「ディズニー・スカイライナー」で空高くからウォルト・ディズニー・ワールドの眺望を楽しみながら移動できるように。スカイライナーの利用で乗り継ぎなしで各方面に行ける唯一のリゾートでもあります。

現在のフロントデスクやダイニング、ショップが全てメイン棟「オールド・ポートロワイヤル」の一ヶ所に集約された状態になったのは2018年10月。それ以前はフロントデスクだけが独立して用意されたロビー棟と、さらにショップとダイニングがある棟でわかれていました。必ず対面でのチェックイン手続きが必要だった当時は到着してから部屋までの移動がとにかく大変でした。

現在はなくなってしまったロビー棟外観

主にフロントデスクのみで、他にはトイレくらいしかありませんでした。

実際にディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾートを見学!

視察としてディズニー・カリビアン・ビーチ・リゾートのお部屋を見学させてもらいました。その時の様子を紹介していきます。

フロントでの手続き

手続きのためフロントデスクに立ち寄り。フロントデスクはメイン棟の「オールド・ポートロワイヤル」にあります。この棟には、他にショップやダイニングがありますが、客室はありませんのでフロントデスクでチェックイン手続きをしたらどのルームタイプでも外に出て移動が必要。今やオンラインチェックインがあるので、フロントデスクをスキップして客室へ直行することも可能です。

メイン棟「オールド・ポートロワイヤル」外観

くつろげるロビーエリアのソファー周辺には電源コンセントもあります。

メイン棟からの移動

今回は「トリニダード」エリアにあるスタンダード・ビューのお部屋を見学。メイン棟「オールド・ポートロワイヤル」から車で3, 4分ほど移動して客室に到着。歩いたら10分から15分かかるのでは?暑い日だったので車移動でホッとしました。

潜入したお部屋のルームタイプ

今回見学したリノベーション済みのリトル・マーメイドのテーマが含まれるルームタイプの詳細は下記の通りです。

ルームタイプスタンダード・ビュー(5人部屋)
最大定員大人5名
主な眺望中庭など
主な設備
  • コーヒーメーカー
  • ミニ冷蔵庫
  • ヘアドライヤー
  • アイロン&ボード
  • セーフティボックス
ベッド

合計3台(各1台)

  • クイーンサイズベッド
  • クイーンサイズスリーパーソファー
  • シングルプルダウンベッド
全体

お部屋に入るとパステルカラーが印象的。パっと見リトル・マーメイドの要素は全面では感じられませんね。ウォルト・ディズニー・ワールド全体で新設されたお部屋やリノベーション済みのお部屋では、床がカーペットからフローリングに変更されていますが、ここもスーツケースが転がしやすいフローリングに。

入口からみたお部屋の様子

クイーンサイズベッド

メインのベッドに大人2名が寝られるクイーンサイズが一台。ベッドは合計3台ありますが、残り2台はソファーベッドなど自分で切り替え作業が必要なベッドです。

メインベッド下にはスーツケースを倒して収納できる高さがあります。サイドテーブルには電話とUSBケーブルも直接挿せる電源コンセントなどがあります。

ベッド周辺の様子

ソファーベッド

お部屋入ってすぐのソファーに目を移すと、その上の壁には海底の雰囲気が描かれています。両端にはベッドを引き下ろすようのハンドルが…

ソファー周辺の様子

ハンドルを引き下すとベッドに。また、隠れていた壁ではフランダーたちが就寝中。ベッドはクイーンサイズなので大人2名が添い寝できます。

ソファーベッド準備中

プルダウンベッド

ソファー向かい側の棚には収納付きのベンチ。そしてこれがプルダウンベッドになります。

座面下には3つの引き出し。

プルダウンベッドを開放。ベッドは大人1名が寝られるサイズ。ベッド上にはあると便利な電源コンセントに、USBポートもあります。ここでもセバスチャンをはじめとする海の生き物が寝ている海底の景色が広がります。

プルダウンベッドを開いた様子

アメニティ

アメニティが集まったお部屋角にある棚をみていきましょう。
棚上部には、アイスペール、コーヒーメーカー、使い捨てのカップ類、電源コンセントが。2個同時に抽出できるコーヒーメーカーはお湯を沸かすにも使えて、紅茶のティーバッグも用意さています。

棚上部の様子

棚の下部の扉を開くとゴミ箱とセーフティボックスが。そのすぐ隣には冷蔵庫もあります。

棚下部の様子

扉に隠された冷蔵庫。

洗面&バスルーム

続いて洗面エリアとバスルームを見ていきましょう。

バスルーム全体の様子

洗面台は2台。モデレートクラス以上のカテゴリーになると洗面台は2台あるので、バリュークラスに比べて朝の準備がしやすくなりますね。

洗面エリアの様子

洗面エリアには収納スペースも。洗面台横や洗面台下、手前にはクローゼット。

ベッドから見た洗面エリア。

洗面エリアに入ったところにちょっとしたクローゼットが。ハンガー数個に、ラゲージラック、アイロン台、予備の枕&ブランケットが用意されています。

クローゼット下部

クローゼット上部

次にバスルーム。膝下半分くらいまでしか浸からないバスタブ、シャワーカーテンの代わりに引き戸のガラス扉で仕切られています。

バスルームの様子

シャワーは固定式。シャンプー、コンディショナー、ボディソープも固定された備え付け。洗濯掛け用の紐もあります。

シャワーの様子

固定されたソープ類

外廊下

お部屋の窓すぐ目の前には外廊下があります。人が通るので、レースカーテンを開けると室内が見えちゃいます。バルコニーはありません。

お部屋の窓の様子

外廊下からの風景

外廊下からの眺望はこのような感じです。中庭にはカラフルなパラソルが。

スタンダード・ビューの一例

ポイント!電源コンセント

電源コンセントは日本で普段使用している形状のプラグをそのまま差し込めます。電圧は日本と異なるので電化製品が対応しているか要確認!必要なら変圧器を。さらにお部屋の数か所でUSBケーブルを直接差し込めるポートもあり、Type-Cにも対応。

ベッド横の電源

気になる料金は!?

大人2名で利用した場合の宿泊料金を簡単にご紹介します。

スタンダード・ビュー
(5人部屋)
2023年
10月4日~1泊
365.63ドル
(約52,855円)
2023年
12月20日~1泊
486.00ドル
(約70,256円)
2024年
2月27日~1泊
351.00ドル
(約50,741円)
2024年
5月6日~1泊
346.49ドル
(約50,089円)
2024年
7月17日~1泊
347.62ドル
(約50,252円)
※料金は2023年7月5日現在の情報です。
※大人3名以上の宿泊で1名につき追加料金が発生します。
※上記は日本円は144.56円で換算した場合の料金です。

昔はパイレーツルームだった…

今回見学したトリニダードエリアには、以前「パイレーツルーム」というお部屋がありました。リノベーションによりパイレーツルームが全て廃止され『リトル・マーメイド』テーマに入れ替わりとなります。

今はなきパイレーツルームのベッドは海賊船をイメージ

まとめ

今回見学したお部屋は、リノベーションにより家族で1部屋の宿泊でも快適に過ごせるよう設計されていました。

料金を抑えてベッドが3台欲しいならこの部屋はおすすめです。カリビアン・ビーチ・リゾートより下のランクのバリュークラスでは、ファミリースイートのカテゴリーを除いて1部屋にベッドが3台ある客室はないので、ベッド台数でこのリゾートを検討しても良さそう。2台は寝るときにベッドに切り替える準備の手間はありますが、ベッドを収納できるとスペースを有効活用できますね。そしてスーツケースをメインベッド下に置けるのも便利。

また、電源コンセントもベッド横など数か所あり、USBも繋げられるので充電には困らなそうです。

リトル・マーメイドのテーマではありますが、部分でキャラクター要素を感じられる程度です。ディズニー・アート・オブ・アニメーション・リゾートのリトル・マーメイド・スタンダード・ルームのように客室全体がアニメーションの世界に入ったような雰囲気とは違い、このお部屋は落ち着いた雰囲気で滞在できますね。

次回の記事は!?

マジックキングダムの花火「ハッピリー・エバー・アフター」を優先エリアから鑑賞できるデザートパーティーについて紹介します。お楽しみに!

Takumi@mickeynet

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